ヒロミチイト個展「Blow Wind Blow」作品紹介


Prodigal Son
SIZE:410mm x 320mm
Oil on Canvas
¥143,000(税込)

青山のギャラリーで開催された初個展のDM用に描いた絵です。個展のタイトルは「放蕩息子- prodigal Son」です。このタイトルはストーンズの楽曲から取りました。この頃、父親がガンになってしまい、父はとても落ち込んでいました。父に、元気を出して欲しくて、なにか未来に楽しみや希望を持ってもらおうと思い、初個展を決めました。絵を描く事を応援してくれていた父は個展の開催をとても喜んでくれました。「元気になって、東京まで観に来てね」と言っていたのですが、望みは残念ながら叶いませんでした。さんざん好き勝手させて貰った僕は、親父にとっては放蕩息子だったに違いありません。放蕩息子でいさせてくれた父の懐の深さに感謝しかありません。この道で生きていくぞ!立派な放蕩息子になるよと親父に誓った絵でもあります。

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ヒロミチイト個展「Blow Wind Blow」作品紹介


Donky Donny
SIZE:410mm x 320mm
Oil on Canvas
¥143,000(税込)

ロバが描きたい時期だったと思います。ロバって絵になるんですよね。ロバというと、僕の中ではやはりストーンズの「Get Yer Ya-Ya’s Out!」のアルバムを思い出します。今は亡きドラムのチャーリー・ワッツとロバが行進している、とてもキュートなジャケットです。これから、旅に出るのでしょうか?そんな物語を感じていただけたら嬉しいです。

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ヒロミチイト個展「Blow Wind Blow」作品紹介


Loser
SIZE:410mm x 320mm
Oil on Canvas
¥110,000(税込)

「Loser」のイントロのスライドギターを聴いた瞬間BECKの大ファンになりました。Bluesの新しい形ってこれかもしれないと、凄くびっくりし、シビれ、そして憧れました。最新でハイセンスなのに、なぜか原始的なかっこよさが残ってる。そんな絵描きになりたいと、道は違いますが、勝手にお手本にしています。彼が路上で唄っているシーンを描きました。お客さんはいません。ある意味、Loserです。でも本当は彼がLoser なのではなく、彼の演奏を聞けなかった人々がLoserなのかも知れません。場所は宇都宮に向かう車窓の風景。久々にバルーン広告を観た日でした。

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ヒロミチイト個展「Blow Wind Blow」作品紹介#11


Waiting on a friend
SIZE:410mm x 320mm
Oil on Canvas
¥110,000(税込)

30代後半から50歳になる少し前まで、東京港区外苑前のギャラリーでスタッフをしていました。夕方、柴犬を散歩させる事も、僕の仕事の一部でした。仕事の中でも大好きな時間でした。散歩道の途中に、とても味のある建物が建っていました。階段の脇には「外苑マーケッツ」と看板がありました「マーケッツ」っていう書き方が、とても好きでした。東京オリンピックが始まる随分前に取り壊され、今では跡形もありませんが、僕の絵の中には、あの時の散歩の思い出が、一緒に閉じ込められています。そんな場所に立たせてみたのは、中学校からずっと聞き続けているローリング・ストーンズのミック・ジャガーとキース・リチャーズ。彼らの楽曲Waiting on a friendの一場面を再現してみました。

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ヒロミチイト個展「Blow Wind Blow」作品紹介


Night Tripper
SIZE:410mm x 320mm
Oil on Canvas
¥110,000(税込)

高校生だった頃、親友の部屋で、はじめてDr.Johnの音楽を聴きました。GUMBOというアルバムに収録されている、「IKO IKO」という曲でした。IKO IKOという不思議な言葉がニューオーリンズ独特のリズムに乗ったその曲は、今まで聴いてきた、どの音楽とも違っていました。その後、僕と友人は彼の音楽に夢中になりました。それから、日本でもアメリカでも、彼が近くに演奏に来た時には必ず観に行きました。いつみても極上のライブでした。彼の曲「Such a night」は人生の中でベスト10には入る好きな曲で、その曲を目の前で演奏してくれた時の感動は今でも忘れられません。そんな彼が、数年前に亡くなりました。もう彼の歌声がライブで聞けないのがとても残念です。New Orleansのお葬式の時に演奏されるセカンドラインのように、賑やかな音楽に包まれて、彼はあっち側に行ったんでしょうね。あっちの世界がきっと賑やかになった事でしょう。絵の舞台は栃木県宇都宮に向かう途中の車窓の風景です。宇都宮近郊の田園風景では、アメリカの様に大きく高い空が見れます。

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ヒロミチイト個展「Blow Wind Blow」作品紹介


Chillout
SIZE:410mm x 320mm
Oil on Canvas
¥110,000(税込)

アメリカでJohn Lee Hookerのライブを数回みることができました。その時、彼は既に晩年で、ライブを重ねる毎に、歌声は小さくなっていきました。しかし、目の前に彼がいるというだけで、僕は幸せでした。彼を初めて知ったのは、テレビで深夜放送されていた映画「The Blues Brothers」を観た時です。映画のワンシーンで、彼が代表曲「Boom Boom」を路上で演奏していたのですが、それを聴いた瞬間「なんだ?この音楽は!」と体に電流が走ったようでした。それがBluesでした。僕は心を鷲づかみにされました。その数年後に、アメリカで彼の演奏を目の前で聴ける日が来るだなんて、人生は面白いですね。

最初に彼のライブを観たのは、日本から交換留学で訪れたSanta Cruzでした。Santa Cruzには、1ヶ月ほどの滞在でしたが、彼の名前を地元の新聞の広告で見つけた時の喜びは今でも忘れられません。その後、絵の勉強の為、San Franciscoに引っ越したのですが、そこには彼の経営する「Boom Boom Room」というクラブがありました。そのおかげで、San Franciscoでは、数回彼のライブを観る事が出来ました。

そういえば、最初に彼を観たSanta Cruzのライブハウスの通りに楽器屋さんがあって、そこでGuildというメーカーの中古のギターを購入しました。今でも大事にしているギターで、そのギターを触る度にJohn lee hookerの事を想い出します。

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ヒロミチイト個展「Blow Wind Blow」作品紹介


Pavement
SIZE:410mm x 320mm
Oil on Canvas
¥110,000(税込)

路上と聞くと、ボブ・ディランを思い出します。彼の音楽はいつも道にへばりついているというか、根を張っている様に感じるのです。今回の絵の舞台は世田谷公園の近くです。世界初のMVとも言われているディランの「Subterranean Homesick Blues」の中で、
彼は、この曲の歌詞の単語が書かれた紙を、曲にあわせてどんどん投げ捨てていきます。その中に「pavement」という単語を書いた紙がありました。これだと思い早速描き始めました。

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ヒロミチイト個展「Blow Wind Blow」作品紹介


I walk on the line.
SIZE:410mm x 320mm
Oil on Canvas
¥110,000(税込)

この絵の舞台は日本ではなくNYです。アメリカのコンペに入選し、NYで作品を飾るチャンスをいただきました。その展示に参加するため、師匠の木内達朗さんと一緒に、アメリカに行きました。
展覧会のセレモニーも無事終わり、数日美術館めぐり等をして楽しみました。帰国の前日、航空会社から連絡があり、大雪で帰国のフライトが欠航となりました。思いがけず、もう一日NYに滞在する事になりましたが、外は大雪なので外出も出来ず、結局ホテルで過ごす事にしました。ルームサービスでピザを頼みビールを飲みながらゆっくりしました。ホテルの窓の外にうつるマンハッタンの雪景色がとても綺麗でした。翌日、空港に向かうモノレールから見えたのが、この風景です。当時良く聴いていたJonny Cashをこの風景に描きました。彼はアメリカがよく似合いますね。

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ヒロミチイト個展「Blow Wind Blow」作品紹介


Swordfish trombones
SIZE:410mm x 320mm
Oil on Canvas
¥110,000(税込)

Tom Waitsのアルバムに、アイランド三部作というのがあります。アイランドとはレコードレーベルの名前です。その三部作の最初のアルバムが、今回の絵のタイトル「Swordfishtromborns」です。

実験的な音楽で今まで聴いた事の無いような、良い意味でヘンテコなアルバムに僕はシビれました。スパイ映画のサントラになりそうな、タイトでスリリングやギターサウンドが最高でした。ある日の代官山の夜が、当時の彼の怪しい雰囲気にぴったりで、この絵を描きました。

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ヒロミチイト個展「Blow Wind Blow」作品紹介

Sweet Jane
SIZE:410mm x 320mm
Oil on Canvas
¥110,000(税込)

栃木の美術大学で数年講師をしていました。
東京から栃木に向かう列車の車窓から見える田園風景がとても美しかった。そこをLou Reedに歩いてもらいました。今回はワイルドサイドではなく、カントリーサイドを歩いて貰いました。

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ヒロミチイト個展「Blow Wind Blow」作品紹介

We are on mission from god.
SIZE:410mm x 320mm
Oil on Canvas
¥110,000(税込)

東京から帰省する時、新幹線を名古屋で降り、近鉄線に乗り換え四日市まで行きます。この風景は、その近鉄線の電車の車窓からの風景です。

ガスタンクが二つ並んだ工場前の駐車場にBlues Brothersを描いてみました。ジョン・ベルーシ演じるJAKEはなにかにご立腹のようで、駐車場のコーンを蹴飛ばしています。ダン・アークロイド演じるエルウッドが、そんなJAKEをなだめています。後ろには彼らの愛車BLUES MOBILE 2号が待機しています。

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antoniothree ライブ用フライヤー「TAP CHOP LIL QUINDEMBO」

四日市のガレージバンドantoniothreeのフライヤーを描きました。地元四日市でのライブです。いつも自由に描かせて貰えますので、とても楽しんで描いております。今回が、筆と墨汁でクラフト用紙に描きました。描かれているモノはギターの音色を変える為の機械でエフェクターと呼ばれるものです。このエフェクターはFUZZ FACEという名前の通りにっこりかわいいデザインなんです。この機会にはギターの音を歪ませる効果があります。イギリスのARBITERという会社から1966年に発売されたとっても歴史のあるもので、Jimi Hendrixが使用したことで有名になりました。

ミュージック・マガジン「レコード・コレクターズ 2019年2月号」 特集「私の収穫 2018」

レコード・コレクターズ 2019年2月号 特集「私の収穫 2018」の扉にイラストレーションを描きました。今回はThe Beatlesのアルバム「The Beatles」通称 White Album をテーマに描きました。White Albumの事をしっかり調べて、インドの事なども考慮にいれましたが、色々考えた結果、やっぱり「真っ白」という事をテーマにしました。画面には、White Album にエンボスで書かれた文字「The BEATLES」そして、シリアルナンバーを立体化してみました。メンバーの楽器も編集の方とも相談して、当時の楽器を調べて、その楽器をそれを真っ白にしたものを、The Beatlesのメンバーそれぞれに持ってもらいました。今回、真っ白にする際にイメージしたのは、Giorgio Morandiの自ら真っ白に塗った瓶などを描いた絵画の雰囲気です。たまご、雪だるま、白猫、うさぎ、鳩、そして、Giorgio Morandiの真っ白に塗った瓶などを配置しました。どんなお仕事でも、描く事自体が楽しいのですが、やはり音楽関係のお仕事は格別に楽しいですね。またお仕事頂けると良いなぁ。

Antoniothree – Ghost Recordings

三重県四日市市のバンド「Antoniothree – アントニオスリー」は、僕の幼なじみがやってるバンドです。ボーカルのたつおと、ドラムのごっつんは、小学校からの同級生。ベースのゆきちゃんは、アントニオスリーの結成をきっかけに友人になりました。

彼らがバンドを始めたのはたしか1994年頃だった。Antoniothreeと、同時発生した四日市のバンドGASOLINEやSWITCH TROUT等と共に、「四日市のバンドのライブが凄い」との評判が口コミであっという間に全国に拡がっていきました。そのうち誰かが四日市の事を、日本のデトロイトシティーと呼ぶようになり、注目度はさらに上がりました。その後、Antoniothree、GASOLINE、SWITCH TROUTは、東京や海外等でライブをしたり、音源を発表したりして、世界に進出していきました。今でも、その3バンドは現役で演奏していますよ。凄いですよねぇ。

そんなAntoniothreeが、三重県菰野町にある山小屋で録音を行いました。その場には僕もいたのですが、ものすごく現場の雰囲気も良く、次々と名曲が録音されていきました。二日間くらいのレコーディングであっという間に素晴らしい音源が完成したのです。しかし、運悪くこの時の音源はリリースされる事なくお蔵入りとなってしまいました。幻の音源として、僕たち仲間内だけでこの音源は楽しんでいましたが、今年Antoniothreeが25周年ということで、昔アントニオスリーでも一時期ドラムを叩いてた、あさちゃんの企画で四日市でスペシャルなライブをすることになりました。その時のスペシャル企画として、この音源をリリースしようという事になったのです。音源のマスターテープは、当時のGASOLINEのドラマーだったしゅうへいが持っていたのですが、マスターテープはちょっと劣化していたようだったので、結局僕の持っていた音源をリマスターして使うことになりました。音源も無事調整でき、CDも発売できることになりました。

今回は僕も彼らの晴れの舞台に参加したく、ジャケットを描かせて貰うことになりました。彼らの勢いのあるサウンドに負けない、荒々しくてちょっと野蛮なモノにしたかったので、今回はプリミティブな感じが出るように筆と墨汁で勢いよく描いてみました。いくつか描いてみて、好きなモノを選んで貰おうと思いましたが、あさちゃんと、色々話し合っていく中で、全ての絵をジャケットにレイアウトしみても格好いいのではないか?ということになりました。

色々と、試行錯誤して、格好いいモノが出来ました。せっかくなので、途中段階のものも含めて、掲載いたしましたので、ご覧下さい。この絵をT-shirtsにしたいなぁなんて実は密かに企んでおります。

今のAntoniothreeもものすごく格好いいですが、この録音された時の荒々しく、若さあふれる危険なAntoniothreeも大好きです。もし機会があれば手に入れて聞いてみて下さい。限定300枚ですので無くならないうちに是非!定価は1,296円(税込)です。ライブ会場などでも手に入るかと思います。

お求めはこちらから!ベースのゆきちゃんのお店「珍庫唱片//NGOO」です。


Antoniothree / Ghost Recordings [CD/New]

’19. ’90年代のGARAGE Punk旋風に乗り切れなかったJUNK嗜好の中間派. 四日市Garage Punk ’90sの中でLo-Fi影響下における天の邪鬼っぷりと猪木イズムに揺れた1st以前、当時からイケイケのGASOLINEのドラマーだったShuhei Rockによる録音. こんなポンコツ音源をリリースする企みを起こしたのは、SSTKCQというこれまたポンコツ短命だったバンドのバンマスとも言えるドラマーサノ女史. 若気の至りOnlyのズッコケ. ニッチの極北. いやらしい. ’97/’98年のお蔵入り音源を含むearly days. 8Tracks.CD

彼らの名盤「FOR WEIRD SWINGERS ONLY」は、こちらからどうぞ。LPもお値打ち価格になってますので、今のうちに買うことをおすすめいたします!