ヒロミチイト個展「telepathy ~テレパシー」

2019年10月7日(月)〜10月12日(土)の期間、5年ぶりにGallery House Mayaにて個展を開催いたします。今回は、新作の油絵作品をみて頂く予定です。毎日コツコツと描いております。

今回のテーマは「telepathy ~テレパシー」です。本当の所は、最近自作の曲で同名の「テレパシー」という曲が出来たのです。その曲がとても気に入っていて、今回の個展のタイトルもこれにしてみようと決めていたのです。

僕たち人間は、テレパシーみたいなモノを、実はみんな持ってますよね。例えば、渋谷のスクランブル交差点で誰もぶつからないで渡りきる事も、その力の一つかも知れないですね。お互いが相手を感じ取り、観察し、予測し、そして行動に出る。つまり「思いやる」ということが「テレパシー」なのではないかなと思うのです。遠く離れた所に住む、両親や友人を思う気持ち、そしてその人達にアクションを起こす事。とてもステキだと思います。

僕の描いた絵をみて、僕の捕まえた風景やその他の何かを感じ取って貰ったら、テレパシーが伝わったことになるのかも知れませんね。

今回の個展では、初日に弾き語りライブもやってみようと思います。バンドでは何度か人前で演奏しておりますが、一人でやるのはずいぶんと久しぶりです。ちょっと緊張しております。その時に「テレパシー」も披露できたら良いなぁと思っております。もしお時間がございましたら、冷やかしに来て下さいませ。

ヒロミチイト個展「telepathy ~テレパシー
2019年10月7日(月)〜10月12日(土)

不透明な絵の具で描かれた絵がとても好きです。
ボリューム感や、重厚感も欲しいので、僕はオイルペイントを画材として選びました。
不透明な絵の具の良いところは、下の色の影響を受けにくい所です。
パレットで作った色がそのままキャンバスに鮮やかに載せられるのです。

その不透明な絵の具で透明感のある絵を描くのです。
今回の展示では僕の見つけた光を捕まえて描いてみました。
そして、その光の中にある世界、見えない透明なものかもしれませんが、
それが伝われば良いなと思いながら、描いています。
遠くにあったモノが、誰かに伝わるなんてなんだかテレパシーみたいですよね。

〒107-0061 東京都港区北青山2-10-26 →map
tel:03-3402-9849 / fax:03-3423-8622
e-mail : galleryhousemaya@gmail.com
開廊時間:11:30am〜7:00pm(最終日の土曜日は5:00pmまで)
休廊:日曜日

Aktio Note – 003 – 父の教室

株式会社アクティオが提供する「Aktio Note」というWebsiteの中の熱帯夜さんの書くコラムに、毎月イラストレーションを描く事になりました。

第三話「父の教室」、主人公のお父さんとの思い出のお話。僕も8年前に父を亡くしているので、自分の昔の事を重ね遠い昔を想い出しながら、毎回熱帯夜さんの文章を読ませて頂いています。

今回のお話と同じように、僕の父の周りにも、いつも仕事仲間がいました。父が起こした小さな会社でしたので、お昼になると、工場(じいちゃんの精米工場が父の会社の事務所でもあった)から30歩位の実家に、みんながぞろぞろやってきて、母の作ったお昼ご飯を毎日食べていました。

会社の若い衆に配達などの時軽トラの横に乗せて貰ったりと、賑やかで楽しい思い出も沢山ありますが、親父と二人きりという時間はほとんどなかったので、すこし寂しかった事も覚えています。

そもそも、僕はひとつ上に姉、ひとつ下の弟と、年子の真ん中でしたので、一人で父も母も独占出来る事などありえませんでしたけれどねw

そんな事を今回のお話しを読みながら想い出しました。とても良いお話しですので、是非読んで頂ければうれしいです。

antoniothree ライブ用フライヤー「TAP CHOP LIL QUINDEMBO」

四日市のガレージバンドantoniothreeのフライヤーを描きました。地元四日市でのライブです。いつも自由に描かせて貰えますので、とても楽しんで描いております。今回が、筆と墨汁でクラフト用紙に描きました。描かれているモノはギターの音色を変える為の機械でエフェクターと呼ばれるものです。このエフェクターはFUZZ FACEという名前の通りにっこりかわいいデザインなんです。この機会にはギターの音を歪ませる効果があります。イギリスのARBITERという会社から1966年に発売されたとっても歴史のあるもので、Jimi Hendrixが使用したことで有名になりました。

毎日出版社 「新聞小説 – 我らが少女A 挿画集」

光栄な事に、高村薫さんの新聞小説「我らが少女A」挿画集に作品を掲載して頂きました。絵本とかでもやらない限り、なかなか表紙に名前が載る事はないのでとても嬉しいです。しかも、ターナーさんや、ムンクさんと一緒だなんて・・・なんか恐縮してしまいますね。

デザイナーの多田和博さんには、お仕事がまだ少ない頃から何度使って頂き感謝してもしきれません。多田さんに見せても恥ずかしくない絵をこれからも描いていこうと思います。多田さん、ありがとうございました。

 

収録された作品はこちらの三点です。

小学館「途中下車はできません」

小学館「途中下車はできません」著・山本巧次さん(7/10発売)に装画を描きました。北海道を舞台とした鉄道ミステリーです。デザインは、岡本歌織さん(next door design)です。
今回は、北海道の書店限定ですが、B5パネルとポップを用意していただきました。そして、7/20発売小学館の発行している文芸誌「STORY BOX」の表4用の宣伝広告としても使っていただきました。とても面白い本ですので、手に取ってみていただければ嬉しいです。
A

3回目の個展をします。

2019年10月7日〜10月12日の期間、Gallary House Maya にて、3回目の個展を開催します。ようやく重い腰が上がり、最初の一枚を描きました。コンセプトは「自分の部屋に掛けたい絵」です。自由にのびのびと描いてみます。それでは、色々決まりましたらまたご連絡致します。


2019-001
Wild Horses
Oil on illustration board
210mm x 297mm
160min

小学館「サライ 7月号 – 特別企画 – 何歳からでも遅くない いますぐ始める筋トレ入門」

小学館「サライ 7月号 – 特別企画 – 何歳からでも遅くない いますぐ始める筋トレ入門」にイラストレーションを三点描きました。

学生時代のアナトミーの学術書や、新しく手に入れた美術書などを参考に仕上げました。久々の人体の勉強は大変面白く、改めて沢山知る情報も多くとても勉強になりました。筋肉をきちんと理解し覚えることで、確実に絵が良くなることも実感したので、このお仕事は描き終えましたが、引き続き人体解剖学の本などを読み直して、勉強は持続していこうと思っています。今回の特集では、特製の筋トレチューブも付いていますし、トレーニングのやり方などとても丁寧に説明してくれています。もしご興味が湧けば是非店頭でお手に取って下さいませ。

Aktio Note – 002 – 父と行った海辺

株式会社アクティオが提供する「Aktio Note」というWebsiteの中の熱帯夜さんの書くコラムに、毎月イラストレーションを描く事になりました。第二回目のお話は、「父と行った海辺」というお話です。今回もとても興味深いお話しです。

僕も父を数年前に亡くしている事もあり、なんだか自分が主人公の男の子のような気持ちで最後まで読んで切なかったり、懐かしかったりそんな気持ちになりました。

父が元気だった頃、僕は父と一緒に過ごす時間を大切出来て居たのかどうか、良く分からないのですが、今思えば、もっといろいろな事を話したり、色々聞いておけば良かったなぁと思うことばかりです。

今となっては、話すことも出来ないので、お父さんならどうしていただろうか?なんて事ある毎に考えたりしています。

ですから、今お父様がご存命の方がとてもうらやましいにです。失ってしまわないと分からないことかなのかも知れませんが、失う前にそれに気付くことが出来たらそれはとても幸せなことなのかも知れませんね。ぜひ、お父様、お母様、そしておじいさま、おばあさまと沢山お話ししておいて下さい。

僕にはまだ、母がおりますので、後悔の無いよう、恥ずかしがらず色々な事を話したり聞いてみたししてみようと思います。

岩崎書店「かがやけいのち!みらいちゃん」の重版が決定!

岩崎書店「かがやけいのち!みらいちゃん」の重版が決定しました。凄く良いお話しですので、とっても嬉しいです。もっともっと沢山の子供達や、お父さん、お母さん達に読んで貰えたらとねがっております。一匹でも多く保護犬に飼い主さんが見つかりますように!この本がそのきっかけの一つになれば良いな。

岩崎書店「かがやけいのち!みらいちゃん」今西乃子さん・著

 

Aktio Note – 001 – 息子の野球

株式会社アクティオが提供する「Aktio Note」というWebsiteの中の熱帯夜さんの書くコラムに、毎月イラストレーションを描く事になりました。初回のお話は、「息子の野球」というお話です、心の奥にジ〜ンとくる良いお話です。今回は友人の息子がちょうど同じ年齢で野球もしているという事で、絵のモデルになって貰いました。なかなか良い感じにかけましたので、見て頂けるとうれしいです。

実は、今回は2種類の完成バージョンがあります。サイトに使われているイラストレーションと、少し書き込んだバージョンです。最初、描き込んだバージョンも完成品としたのですが、最初のラフの動きのあるバージョンをとっても気に入って頂いたので、そちらに寄せて描き直しました。しかし、最初のバージョンも個人的にはとても気に入っていましたので、ここで発表する事で日の目を見させてあげようかと思い掲載してみます。

モデルになってくれたちゅーた君ありがとね〜!

ミュージック・マガジン「レコード・コレクターズ 2019年2月号」 特集「リイシュー・アルバム・ベスト10/5」

レコード・コレクターズ 2019年2月号 特集「リイシュー・アルバム・ベスト10/5」

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レコード・コレクターズ 2019年2月号 特集「リイシュー・アルバム・ベスト10/5」の扉にイラストレーションを描きました。 今回の扉絵にはJimi Hendrix Experienceの歴史的名盤「Electric ladyland – 50th Anniversary Deluxe Edition」のジャケットからヒントを得て描きました。このアルバムが出る時に、Jimi HendrixはのちのPaul McCartneyさんの奥様になるカメラマンLinda Louise McCartney にジャケットの撮影依頼をしていたそうです。NYのセントラルパークにある、Alice in Wonderlandの銅像の上にメンバーが子供達と座っているほのぼのとした写真です。しかしアルバムが発売されると、アメリカ版、イギリス版、共にジャケットが差し替えられて発売されてしまいました。それには、Jimiは激怒したそうです。そして、50年たった今回Jimiの想いを実現しようと、この写真がやっとジャケットに採用されました。僕の描いた絵では、Jimi以外のメンバーがAlice in Wonderlandのキャラに扮するシーンを描いてみました。手前にはLinda Louise McCartneyも入れてみました。彼女のお気に入りのNIKONのカメラも持っていますよ。天国のJimiは、今回のジャケット喜んでるといいなぁ。

ミュージック・マガジン「レコード・コレクターズ 2019年2月号」 特集「私の収穫 2018」

レコード・コレクターズ 2019年2月号 特集「私の収穫 2018」の扉にイラストレーションを描きました。今回はThe Beatlesのアルバム「The Beatles」通称 White Album をテーマに描きました。White Albumの事をしっかり調べて、インドの事なども考慮にいれましたが、色々考えた結果、やっぱり「真っ白」という事をテーマにしました。画面には、White Album にエンボスで書かれた文字「The BEATLES」そして、シリアルナンバーを立体化してみました。メンバーの楽器も編集の方とも相談して、当時の楽器を調べて、その楽器をそれを真っ白にしたものを、The Beatlesのメンバーそれぞれに持ってもらいました。今回、真っ白にする際にイメージしたのは、Giorgio Morandiの自ら真っ白に塗った瓶などを描いた絵画の雰囲気です。たまご、雪だるま、白猫、うさぎ、鳩、そして、Giorgio Morandiの真っ白に塗った瓶などを配置しました。どんなお仕事でも、描く事自体が楽しいのですが、やはり音楽関係のお仕事は格別に楽しいですね。またお仕事頂けると良いなぁ。

Antoniothree – Ghost Recordings

三重県四日市市のバンド「Antoniothree – アントニオスリー」は、僕の幼なじみがやってるバンドです。ボーカルのたつおと、ドラムのごっつんは、小学校からの同級生。ベースのゆきちゃんは、アントニオスリーの結成をきっかけに友人になりました。

彼らがバンドを始めたのはたしか1994年頃だった。Antoniothreeと、同時発生した四日市のバンドGASOLINEやSWITCH TROUT等と共に、「四日市のバンドのライブが凄い」との評判が口コミであっという間に全国に拡がっていきました。そのうち誰かが四日市の事を、日本のデトロイトシティーと呼ぶようになり、注目度はさらに上がりました。その後、Antoniothree、GASOLINE、SWITCH TROUTは、東京や海外等でライブをしたり、音源を発表したりして、世界に進出していきました。今でも、その3バンドは現役で演奏していますよ。凄いですよねぇ。

そんなAntoniothreeが、三重県菰野町にある山小屋で録音を行いました。その場には僕もいたのですが、ものすごく現場の雰囲気も良く、次々と名曲が録音されていきました。二日間くらいのレコーディングであっという間に素晴らしい音源が完成したのです。しかし、運悪くこの時の音源はリリースされる事なくお蔵入りとなってしまいました。幻の音源として、僕たち仲間内だけでこの音源は楽しんでいましたが、今年Antoniothreeが25周年ということで、昔アントニオスリーでも一時期ドラムを叩いてた、あさちゃんの企画で四日市でスペシャルなライブをすることになりました。その時のスペシャル企画として、この音源をリリースしようという事になったのです。音源のマスターテープは、当時のGASOLINEのドラマーだったしゅうへいが持っていたのですが、マスターテープはちょっと劣化していたようだったので、結局僕の持っていた音源をリマスターして使うことになりました。音源も無事調整でき、CDも発売できることになりました。

今回は僕も彼らの晴れの舞台に参加したく、ジャケットを描かせて貰うことになりました。彼らの勢いのあるサウンドに負けない、荒々しくてちょっと野蛮なモノにしたかったので、今回はプリミティブな感じが出るように筆と墨汁で勢いよく描いてみました。いくつか描いてみて、好きなモノを選んで貰おうと思いましたが、あさちゃんと、色々話し合っていく中で、全ての絵をジャケットにレイアウトしみても格好いいのではないか?ということになりました。

色々と、試行錯誤して、格好いいモノが出来ました。せっかくなので、途中段階のものも含めて、掲載いたしましたので、ご覧下さい。この絵をT-shirtsにしたいなぁなんて実は密かに企んでおります。

今のAntoniothreeもものすごく格好いいですが、この録音された時の荒々しく、若さあふれる危険なAntoniothreeも大好きです。もし機会があれば手に入れて聞いてみて下さい。限定300枚ですので無くならないうちに是非!定価は1,296円(税込)です。ライブ会場などでも手に入るかと思います。

お求めはこちらから!ベースのゆきちゃんのお店「珍庫唱片//NGOO」です。


Antoniothree / Ghost Recordings [CD/New]

’19. ’90年代のGARAGE Punk旋風に乗り切れなかったJUNK嗜好の中間派. 四日市Garage Punk ’90sの中でLo-Fi影響下における天の邪鬼っぷりと猪木イズムに揺れた1st以前、当時からイケイケのGASOLINEのドラマーだったShuhei Rockによる録音. こんなポンコツ音源をリリースする企みを起こしたのは、SSTKCQというこれまたポンコツ短命だったバンドのバンマスとも言えるドラマーサノ女史. 若気の至りOnlyのズッコケ. ニッチの極北. いやらしい. ’97/’98年のお蔵入り音源を含むearly days. 8Tracks.CD

彼らの名盤「FOR WEIRD SWINGERS ONLY」は、こちらからどうぞ。LPもお値打ち価格になってますので、今のうちに買うことをおすすめいたします!

農山漁村文化協会「菌の絵本 – にゅうさん菌」

佐々木泰子さん監修、農山漁村文化協会「菌の絵本 – にゅうさん菌」のイラストレーション全般を担当いたしました。菌をキャラクター化するのはとても楽しい作業でした。楽しく、みて、読んで、勉強になる本です。お子さんとご一緒にみるのも楽しいかも知れませんね。よろしくお願いいたします。

hiromichiito.com をリニューアルしました。

2019年1月1日より、ウェブサイトをリニューアルしました。まだまだ内容や、構成はこれから動かしながら変えていく感じになっていくと思います。少しお見苦しい所もございますが、ご容赦くださいませ。今回のニリューアルで、一番大きな変化は、スマートフォンで表示した時の動作です。今までのウェブサイトでは、絵のサムネイルの拡大やダウンロードが出来ませんでしたが、今回からは、かなり細かい所まで拡大して観て頂けるようになりました。プレゼン用のサンプルにも使っていただけますように、画像はスマートフォンからもダウンロードできる様にもなっております。(商用での無断使用はお断り致します。なにかあれば、ご相談下さいませ。)今後は、油絵などで製作したパーソナルワークもどんどん描いて、掲載して行く予定です。お楽しみに。